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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2234号/05.09.05
 小泉流パフォーマンスはすごい、うまい。とくにメディアの使い方がうまい。自民党内の単なる内紛を、あたかも国民的な見せ物にし、女性を中心とした「刺客」(自民党はイメージが悪いとして、この言葉を使わないようにメディアに申し入れた)がつぎつぎに放たれる
▼結局は小泉首相の政権基盤の強化をしているだけ。小泉独裁の準備だ。考えてもみよう、この4年間の「小泉流改革」の実態を。人びとの格差が開く一方、というのが実態だ
▼不景気を脇に置いて、大企業は軒並み収益を拡大している。それは、労働者、中小下請けなどの大きな犠牲の上に成り立っている。中高齢者を突然リストラする。あるいは出向などという名の下で賃金を一方的に下げる。下請けの納入費を下げるなどなど
▼教育でも持てる人の子どもは、有名校やいわゆる一流校に入学。貧乏人は公立で必要最小限の教育を受け、いうことを従順に聞く労働者になれと。未来に希望をもてない、希望格差社会も現実になっている
▼すべての人が希望をもち、もてる力を発揮し、いきいきと生きていける社会を創るためにも、選挙で小泉政権を倒す必要がある。敗戦後、えいえいと積み重ねてきた平和と人権という課題を、さらに発展させていくことも重要だ
▼口当たりのいい「改革」という小泉流パフォーマンスにだまされることなく、部落解放も訴え、推薦候補の必勝をめざそう。

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