日中100年史
二つの近代を問い直す
丸川 哲史 著 光文社親書(定価760円)
「日本は中国をはじめとするアジア諸国に依存しなければ生き残れないにもかかわらず、その当の中国の社会、歴史観にたいしての理解を怠ったままであるなら、その矛盾がどこかで臨界点に達し、大きな禍根を残す事態を引き起こすのではないか」。脱亜論、日清提携論、孫文の大亜細亜主義、魯迅、侵略政策の尖兵となっていったアジア主義者たち、北一輝、竹内好、毛沢東の日本観、戦中にスパイ容疑で処刑された尾崎秀実、戦後思想の一大支柱となった丸山真男、など。本書は、この100年間に、日中関係について「悩み苦し」んだ両国の知識人の葛藤のプロセスを紹介した一冊。「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)