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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2334号/07.09.03
 なかなかうまいネーミングがあったものだ。いわく「白い恋人」、攻めが「無い」閣など。「延命へ改革路線修正」などの見出しにくらべて、ずっとセンスがいい
▼もちろん、これは安倍改造内閣をさしてのもの。「白い恋人」とは元吉本興業の木村正雄さんの命名。賞味期限が切れているのに、何とか伸ばそうと偽装している、と手厳しい
▼攻めが「無い」閣は、マンガ家の倉田真由美さんが名づけの親。閣僚経験の多いベテランが多く、失点を防ぐことだけ目的だ、とこれも批判的。しかし、こういう声が出てきて当然だ。
▼「お友だち内閣」への批判にたいして、「お友だちといっても前は「年少組」だったが、「年中組」も入ってる感じがする」というのは森元首相。内閣では、「敵失」がないよう、各派閥からベテランを入れ、今度は党人事に「お友だち」を使うというグルグルまわしが目につく
▼つまり参院での与野党逆転のなかでの国会運営は、つねに解散―総選挙の影がつきまとう。これにたいして、解散したくない、来年の北海道サミットは自分が主役でいたい、という個人的願望がくっきり浮き出てくる
▼安倍首相は、いまだに、なぜ自民党が歴史的大敗を喫したかの根本原因がわかっていないようだ。根本は安倍首相の基本路線であり、支持基盤を失った自民党のあり方なのだ
▼民主党を軸にした歴史的大転換へ、力を合わせ、秋の闘いにいどもう。

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