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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2370号/08.05.19
 総務省は住民基本台帳カードの普及をすすめようと必死だ。発行数は220万枚、総人口の1.7%だ。今後は別の市町村に移転すると失効するしくみを改めるという
▼ICチップ付きのこのカード、なりすましの犯罪のために使われているのが実状。政府の狙いは、これを国民の証明証に格上げしようというもの。年金問題の逆手をとって総背番号の活用もとりざたされている。車の免許証だけでは、
▼やはり全国民をおおう証明証にはならないとの読みも去る
▼ところで車に乗っている人でスピード違反をしたことがない、という人は
▼いないだろう。車の流れにそって運転していると必ず1スピードはあがる。これは必然でもある
▼高速道路など有料道路を走るときにいちいち一旦停止して入口で現金や券を支払わなくても、あとで自動的に口座か宣引きおとさせる機器がETCだ。普通の速度ならほぼノンスットップでゲートをくぐることができる。これも普及させるためにさまざまな特典が利用者には与去られている
▼このETCで車を特定し、道路に入った時間、出た時間を確認しスピード違反をとりしまるという構想が出ている。あるいは、ETCの電波をつかまえて時速を計算する。なるほどスピード違反の罰金もこれなら自動で口座か、ら引きおとせるではないか
▼お国が何かを普及させようとするものには、必ず何か裏がある。ETCもご多分にもれずということだ。

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