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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2375号/08.06.23
 たばこ1箱を1000円にしようというとりくみが国会議員のなかで始まっている。いわく、喫煙者が3分の1減っても増収になる。ヨーロッパでは、たばこはもっと高い、日本は安すぎる
▼税収を上げるために喫煙者だけにターゲットを絞るのはいかがか。非正規労働者を「活用」し、賃金以外の社会保障費も「削減」し、大もうけをしながら優遇措置を受けている大企業からこそ、もっと税金を取るべきだ
▼たばこを未成年にすわせるな、と発足したのが、今や全国を覆う「タスポ」。顔写真入りの証明証(普及率は20%)がないと、自販機で購入できないシステムだ
▼だが他人から借りても購入可能。未成年者の息子にカードを貸した母親が6月2日には、見せしめのために書類送検されている。しかし、こんな実例がある
▼広島県警本部のなかの自販機の横にはタスポカードが吊るされていて、これで署員が購入している。カード発行元の日本たばこ協会は、規約違反に問われるべきは貸した方だから、という理由でおとがめなし。現状が碓持されている。同じような例が各地にある
▼こんなことならカードを廃止すればいいが、逆に、自販機以外でもカードがないと買えないように、顔写真認証が出来るように、などと管理システムを強化する方向に向くのが、昨今の傾向。ほかに意図あるこのカード、管理支配強化のためにどうなるか、今後も注目が必要。

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