ストップ!風力発電
鶴田 由紀 著 アットワークス(定価1200円)
常時バックアップのための火力発電所が必要な発電が風力発電。風力発電が「エコ」というのが大ウソだというのは、このことからだけでもわかる。火力発電を減らしてこその「エコ」だから。
なぜ火力発電所が必要かといえば、風力発電は風まかせ。風は季節によっても天候によっても変動する。だから、この変動に対応し、一定の発電量を確保するためにはバックアップが必要となる。
風力発電の問題はまだまだある。それは内臓振動前庭障害をひきおこすことだ。これは強い低周波、超低周波にさらされることでひきおこされるもので、疲労、不眠、頭痛、ストレス、不安、耳なり、聴覚障害、動悸という症状としてあらわれる。
低周波は、巨大な風車が空気を切り裂くときに、発生し、空気中で伝わるだけでなく、地中でも伝わることが知られており、核実験監視軍事施設の10キロメートル以内に風力発電所は作ってはいけないことになっている。
問題はまだまだある。風力発電所が建てられるのは、農山漁村がほとんど。自然豊かな地域が巨大開発で環境破壊され、健康破壊もひきおこされる。
各地の実例や諸外国の調査・研究から問題を提起する。 (E)
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