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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2420号/09.05.25

 日曜日、浅草の人出がすごい。一体何が、とみると三社祭。もっとも夕方の到着で、祭はほとんど終盤。それでも最後の御輿を見れた
▼「あとの祭」とは饗宴という意味もある。いつものモツ煮ロードには、見たこともないはどの人が。ベースとアコーディオンを伴奏に、戦前歌謡を歌うパフォーマーがあらわれ、やんやの拍手で迎えられた
▼しかし、人の集まる祭やイベント、集会などの自粛を迫るのが、今回のインフルエンザでの政府や自治体の対応。もっとも、関西での急速な感染者の広まりと、季節性のインフルエンザと変わらない毒性、ということで、対策緩和の動きも、ようやく出てきた
▼「連れ合いも、周囲の人も、誰も俺の体のことを心配してくれないのに、保健所だけは心配して毎日電話をかけてきてくれる」とは知人の弁。連休中にカナダ経由で海外へ出たからだ
▼問題は、今回の発生が多国籍企業による畜産の過度な工業化がもたらしたものではないのか、という点。メキシコでは、豚肉生産・加工の最大規模の多国籍企業の子会社の非衛生的管理のなかで、数か月前から呼吸器系の病気、変死があった。これが今回のインフルエンザ。米国でも潜在的発生地があるといわれる
▼アタックという国際運動団体の情報がこれ。とすれば、隠されつづけ克インフルエンザは、すでに世界に伝播していたことになり、日本での事態の理解が可能になる。原因究明も重要だ。


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