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部落問題資料室
コラム
今週の1冊 第2478号/10.07.19

「地球生態学」で暮らそう

槌田 敦 著  ほたる出版(定価1500円)

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 「誰も言わない環境論」シリーズの3冊目がこの本。1冊目は、「人為的C02の増大が地球の温暖化をひきおこす」ことはウソ。2冊目は、格差社会の原因。3冊目は、人間が生き残るための地球生態系とのつきあい方。
  いずれもエントロピーという概念で、ものごとをとらえている。エントロピーとは活動や変化によって生まれる「究極の毒素」で、増大し拡散しきれば、いっさいの活動や変化は終了する。
  槌田は、「地球は宇宙船地球号ではなく、純粋の熱機関(エンジン)」だという。所有する資源が枯渇して活動を閉じる宇宙船ではなく、太陽から資源を得て、地球の外へ廃熱(余分のエントロピー)を捨てて活動を維持するエンジンだという。熱を排出するのを気象エンジンとよぴ、水の循環が基本となっている。
  第8章「これからの暮らしを考える」では、現代文明による砂漠化として、「科学技術」と「自由貿易」をあげ、砂漠化を防ぐためには、本来の自由な貿易と科学技術への課税が必要だと指摘する。
  また、食料の自給の方法として、取引きでの権力者や富豪の支配からの独立を考え、協同組合運動をよぴかけている。ぜひ一読を。 (E)


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