年末になると書店に並ぶのが来年の手帳。新年を迎え、新しい気分で生きていこう、と毎年、新たなものを求めるという人が大多数ではないのか。そこで迷うのが、その種類の多さ。新聞紙の半分大から、ものすごく小さなものまで、まず大きさが多様
▼そのうえ横書き、縦書きなど、タイムスケジュールの書き込み方が、これまたいろんなものがある。迷うこと限りない
▼若い頃は、小さな手帳で、１週間単位が横に書いてあり、右ページが余白のものがよかった。スケジュールも仕事数も少なかったからだ。しかし齢を重ねるとそうはいかない。そこから大判手帳に変えた
▼しかし、それでも書きにくい。そこでフランスの手帳を参考に自分でスケジュールを書き込むものを作った。ただこれは製本技術がなく、週単位で持って歩くしかなかった。そのうちにバーチカルという考え出したものに近いものが販売され、それを使った
▼だが問題は、月単位と長期的にすべきこととの一覧性がないこと。来年は「ypad」というものを使おうと、現在試験中
▼時の流れを止め、戻りたいというのが人間の欲望。それがタイムマシーンに戻りつく。あの時こうすればよかった、ああすればよかったと。小説では、どう状況を変えようとしても、結果は同じになってしまう、というようすが描かれる
▼すぎた過去をロマンにするのではなく、いまからどう再出発するかを考えることが重要だ。