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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2570号/12.05.28
 列島全体、といっても太平洋側が中心だが、を興奮させたのが金環日食。近所の公園では、ご近所の皆さんが、黒い遮光板を目に当て、太陽をみる。じょじょに欠けてきた太陽は見事に金環になる
▼と、その瞬間、雲が出だし、以降は見られず。和歌山県串本はかっこうの観察ポイントと宣伝し観光客を集めた。しかも地元名産のキンカンも食してもらおうとしゃれ作戦
▼このフィーバーの翌日に控えたのが、東京スカイツリーのお披露目。634メートルという高さの電波塔がそれ。近くで見るとたしかに大迫力。東京の下町にできただけに、地元の商店街は観光客に大いに期待した。がしかし、電波塔の下には都内一を誇る大商店街が作られている
▼そこは下町情緒を醸し出すコーナーや地元の伝統工芸品を展示・販売する場所もある。もちろん当世流行のものや食堂街も整備されている。観光客は電波塔を訪れ、そこで買い物、食事をし、帰る、というかたち、そこで自己完結することになる。せっかくよびものの電波塔ができたところで、下町商店街には賑わいは帰ってこないのではないか
▼電気が流れるところに必ず発生するのが電磁波。発生した電磁波は健康被害を人体に与える。高圧線の下や電波塔の下は電磁波のたまり場
▼新しい電波塔には電磁波問題が大きくのしかかるはずだが、まともに報道されない。この国ではこうした事実は隠され続けるのだ。

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