ピンク、グリーン、ブルー、レッド、パープル、ゴールド、シルバーとは、解放新聞社のパソコンにつけた名前。では、ピンク、グリーン、ブルー、パープル、オレンジ、イエローのルートとは
▼これは「回転翼機の垂直離発着能力と固定翼機の速度と航続距離を合わせもつ」とされるオスプレイ（米軍の新型輸送機）の日本国内での150メートル低空飛行訓練ルートのこと。沖縄、九州、四国、本州での６ルート。さらにブラウンルートもある
▼山口県岩国市に一時駐機したあと、沖縄の普天間基地に、老朽化した輸送機にかわり24機が配備される予定なのが、このオスプレイ
▼時速555キロというスピードで飛び、低空飛行で「敵」のレーダー網をかいくぐりながら海兵隊員を前線へ運ぶのがその役割。アメリカの「正義」を貫くための手段だ
▼オスプレイは開発いらい10回も事故をおこし36人が死亡。欠陥機であることは明白。であるのに日本で訓練をするという。事故は確実におこる
▼あることにたいし、こちらではOKといい、むこうではノーという。こういった思考をダブルスタンダードという
▼住宅街には基地は作らないというのがアメリカでの規準。しかし沖縄では普天間のような住宅密集地に平然と飛行場を作る。しかも欠陥機を配備するという。これをダブルスタンダードといわずしてなんという
▼ことは安全性の問題だけでない。「正義」の内実を問うものでもある。