サンクスギビングデー（感謝祭）がはじまると、アメリカでは本格的な商戦がはじまる。11月下旬が感謝祭にあたる。ここから12月末のクリスマス、年末までが商戦が激烈さをきわめるとき
▼このときにあわせ、新商品が宣伝され、消尽される。いま、そこに参入してくるのが「７インチ戦争」とよばれる器械の販売合戦。タブレット型（キーボードがついていないパソコン。指や声で操作する。iPadが市場を占有している）パソコンの７インチ型をめぐる開発、販売戦がそれ
▼iPaddも約７インチのミニタイプを出す。その市場占有率を下げるとばかりに、新たなOS（パソコンを動かすための基本的な部分）であるウインドウズ８をつんだタブレット、アンドロイドというOSをつむnexus7、同じOSをつむKindlefireHD
▼自分のOS、ネット通販に客を囲い込もうという戦略をもっている。だから原価すれすれで販売し、タブレット市場に価格被壕をもたらしたものもある
▼市場の原理は、コストパフォーマンスがいいと評価され、売れた方が勝ちとなる。器械に込められた設計思想などは結局、度外視される
▼どれだけ１人ひとりを幸福にできるか。政治の原理はここにある。しかし、パフォーマンスできる人間やそれにぶら下がる者が政治家に選ばれるようでは、市場原理と同じ
▼来たるべき時には人物の思想にも目を向け選択する必要がある。