こんなに一杯あるの、というのが正直な感想。昼間や夜間のテレビでは通信販売の番組が盛んだ。しかも主流は女性や高齢者をターゲットにした健康食品。さまざまな種類がある
▼宣伝の仕方がなかなかうまい。疲労がとれる、足の膝に効く、健康維持にいいなどなど。あくまで健康で長生きをするために、というのがこうした健康食品のコンセプト
▼どれもが効くように思える。しかも広告費の高い地上波で宣伝を繰り返されると効くように思えてくるから不思議だ。これらの健康食品をまとめ、これ一つ、あるいはこれだけでいいよ、というものがほしい、というのが消費者心理だろう
▼どれもいい政策をもっているようにみえるが、うまくまとまってくれないか、と思うほど、雨後の竹の子のように政党が乱立しだした。第３極とは保守の右の再編だが、そうでない人権確立、脱原発、消費税値上げ反対、反TPPの政党は結集を、とならないのか
▼「これはいけん」という声が聞こえてくる。こんな突然の解散はダメだ、これは違憲状態での選挙だ、という二つの意味がふくまれる
▼小政党の乱立は選挙後の与党体制が政党の組み合わせによって決まる、という目論見のもとでキャスティングボートを握ろうとの意図が透けてみえる
▼こんななかで、少なくとも、違憲状態の選挙で改憲をめざす勢力にはおさらばしてもらい、民衆を見据えた人びとによる政治を実現しなければならない。