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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2622号/13.06.10
 「橋下氏は戦いにおける同志」とは昨年8月の安倍首相の言葉。「教育改革、憲法改正、慰安婦問題を中心とする歴史認識分野」で同志なのだ。なのに橋下・大阪市長が「慰安婦問題」で同志2人が共有する問題意識、歴史認識を発言しただけなのに、橋下大阪市長擁護にまわらないのはおかしいんじゃない
▼だって、首相に再度なってからも侵略の定義は確定していない、「慰安婦問題」で強制性は証拠がないなどとのたまわっていたじゃない
▼そういえばはじめて首相になったとき、河野談話の強制性の修正が必要といい放ち、米国下院で「「慰安婦問題」で謝罪を求める決議」がおこなわれたときも「謝罪するつもりはない」と突っ張ったじゃない
▼だけど決議の年に訪米しブッシュ大統領と対談したときや米国の雑誌のインタビューでは強制性を認めたんですね。そのときのトラウマがいまも生きているんですね、きっと。だから、同じように突っ張る橋下大阪市長にへたに同調できないんですね
▼しかし橋下発言は安倍首相を代弁しただけ。しかも歴史認識で対外的発信力が弱まった安倍首相を助けしようとしたんですよ
▼解雇しやすい労働ルールの作成。裁量労働制の採用など、労働者の権利が蝕まれようとしている
▼安倍首相がやっきになるのが規制改革という名の規制撤廃。新自由主義の貫徹だ。憲法改悪の中身をいまからしたたかに準備し、この国を国際資本のために変えるためだ。

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