「ブルジョアはポケットのなかにあらゆる可能性を秘めている」とは、マルクスの言葉。ポケットにいっぱいお金をもっていることをいっている。衣食住だけでなく、あらゆる欲望を満たすものは、なんでもお金で買える
▼だからといって愛までがお金でどうにかなるとは思わないが、それまでなんとかなる、ということになると、もう完全に拝金主義にいかれている。資本主義、新自由主義社会がはびこるほど広がるのが、この拝金主義
▼最近、上海に住む中国人と話をした。不動産バブルがまだまだ進行中で、若者層までが手を出し、何千万単位で儲け、拝金主義が横行していると聞いた。腐敗は党官僚・政府高官だけではないのだ
▼金さえばらまけば支持者が増え、票が出る、と考えたのが自民党。振興策や振興基金構想をぶちあげ、アメをしゃぶれるぞとばかり沖縄県の名護市長選挙に全力をあげたが、辺野古基地建設反対派に完敗した
▼もっともその前には、党本部や安倍政権を通じて、基地建設に反対する県自民党本部、県知事をムチを使ってしたがわせた
▼この程度のお金で満足する連中だという差別視。お金を出してもどうせ回収できるということにもとづく方針を示したのが安倍政権だ
▼だが、知事辞職を求める決議、辺野古移設断念をの意見書が県議会であがった
▼見てみぬふりをするということがある。ようするに無視だ
▼民意の無視は政権の崩壊を必然的に招くのだ。