来日したオバマ米大統領が本当に食べたかったのは「神戸ビーフ」だった。しかし安倍ちゃんのイヤミで寿司に変えられたあげく、これまで食べた一番おいしい寿司だったといわされた
▼神戸ビーフとは「純血種の但馬午」のなかの最高級品。年間4000頭、国内のみの販売だった。オバマも米国では食べることはかなわなかった。サーロインなら100グラム3000円前後
▼この年は生後14か月まで粗食に耐えさせ、残り18か月に栄養をたっぷり与えサシを入れる
▼オバマが帰るやいなや、安倍、麻生、菅ちゃんらが走り込んだのが銀座の高級牛肉店。たらふく神戸ビーフを食べたのだろう。それならオバマにも振る舞えばいいのにと思うのが人情だろう
▼そのオバマ、忙しい間をぬって訪問したのがお台場にある「日本科学未来館」。グーグル傘下のロボット企業の代表の若者二人と会話した
▼「ふえるわかめちゃん」で有名なのが理研ビタミンという会社。理化学研究所の研究成果を実用化した会社で、研究費をまかなうために起ち上げたものだ。理研は戦前は原爆研究もすすめるなど軍部に技術協力した
▼米軍は、戦争へのロボット活用をめざし、コンペをひらき、優秀な者には研究開発費として莫大な金を投入している。オバマのロボット関係への視察には軍事転用の意図が透けて見える
▼すべての技術は軍事と関連している、という現実をあらためて認識する必要がある。