IMADRが第６回総会
新たな活動方針承認
「解放新聞」(2002.12.09-2098)

　反差別国際運動（IMADR）が三月二十三日、第6回総会を松本治一郎記念会館でおこない、理事や会員など二百人が参加。活動方針を決めるとともに、新役員、定款改定を承認した。
　理事長には、ひきつづきニマルカ・フェルナンドさん（スリランカ）を選出、事務局長には、新たに森原秀樹IMADR事務局次長
が就いた。前事務局長の武者小路公秀さんは、副理事長に就任した。
　主催者を代表してニマルカ・フェルナンド理事長があいさつ。「きょうは私たちの友情を確認し、闘いへの決意を明らかにし、『水平社宣言』の意義を思い起こす機会。運動のビジョンを共有し、報告に耳をかたむけ、新たな希望を共有しよう」とよびかけた。
　IMADRの各委員会がこの間の活動報告をおこない、役員選出を確認。会計報告、定款改正を拍手で承認した。
　組織発展のための方向性を示す中期活動方針を森原事務局長が、二〇〇三年度の活動計画をブルナド・ファティマ理事が提案、承認した。
　閉会あいさつにたった武者小路公秀・副理事長は、「『水平社宣言』にあるように、世の中の冷たさを知っている者だけがあたたかくできる。少しでも前進していこう」とよびかけた。