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世界の貧困根絶へ
世界人権宣言54周年記念 広島集会
平和と人権守れ
「解放新聞」(2003.02.03-2105)

 

 【広島支局】世界人権宣言五四周年記念広島集会が十二月十日、三原リージョンプラザでひらかれ、五百人が参加。集会では、「部落解放運動から見た内外の人権状況」と題して小森龍邦・県連委員長、「グローバル化-平和と人権は」と題して北沢洋子・日本平和学会会長がそれぞれ講演をおこなった。主催は世界人権宣言の実現を求める県実行委員会。
 小森委員長は、「小泉構造改革」を人権の視点から分析したうえで、「今こそわれわれの主体が問われる」と訴えた。
 北沢会長は、グローバリゼーションとは、巨大企業が世界市場を自由に動き回ることを可能にする考え方だとし、経済のグローバル化による世界の貧富の格差拡大を強く批判。武力紛争とテロの拡大で、かつてない人権侵害や難民発生、大量虐殺が起き、とくに女性や子どもが犠牲になっていることを指摘した。私たちがすべきこととして①武力紛争とテロの温床である貧困根絶にとりくむ②イラク戦争に反対1アメリカの単独主義行動を許さない③核兵器、化学、生物兵器の廃絶に向けてグローバルなキャンペーンをおこなう、ことなどを訴えた。


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