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福山議員が擁護法案で
質疑抜本修正求めただす
「解放新聞」(2003.02.10-2106)

 

 参議院予算委員会で福山哲郎・参議院議員(民主党)が、一月二十九日、今、通常国会でトップを切って、「人権擁護法案」の抜本修正などを求める質問をおこなった。福山議員は、「人権擁護法案」の問題点として、公権力による人権侵害に無力で、実効性に疑問、メディア規制の問題などをあげ、抜本修正を求める立場から政府の姿勢をただした。
 福山議員は「現在の法案が最善のもの」とする政府答弁にたいし、「人権擁護法案」に疑疑が出てきた事実をあげ法相を追及、名古屋刑務所事件をあげながら公権力による人権侵害の実効性に疑問があることもあげた。森山真弓・法相は、「人権委員会は法務省の指揮を受けないという、独立性が十分担保されている」と強弁した。
 また、「自由権規約委員会への報告書」(昨年十月提出予定)や「人種差別撤廃委員会への報告書」(今年一月提出予定)が遅れており、いまだに完成していない状況を指摘し、それぞれをバラバラでやっていることが原因、政府全体でということなら、人権擁護行政を内閣府でとりあつかうことが必要、と強く訴えた。


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