議長教団に高野山真言宗
同宗連が総会ひらき
「解放新聞」(2003.04.21-2116)

　『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議第23回総会を４月10日、高野山真言宗宗務所でひらき、95人が参加、02年度活動報告や03年度事業計画などを協議、決定した。また、曹洞宗から高野山真言宗へ議長教団が変わり、佐々木兼俊・議
長をはじめとする新役員を選出した。
　開会あいさつで黒柳祖道・議長が、「同和」問題をはじめとするあらゆる差別撤廃と人権確立の社会をめざし、いっそうの連帯ととりくみへの協力をよびかけた。
　組坂委員長が来ひんあいさつにたち、「同宗連」にも「人権擁護法案」の抜本修正を求める署名などで協力をもらったことに感謝の意を示し、いまこそ力を合わせそれぞれの立場を尊重して「平和・人権・環境」を守る闘いへ努力していこ
う、と訴えた。
　総会では、02年度の活動を各委員会がそれぞれ報告。03年度事業計画として、①加盟教団の相互理解と連帯関係の深化、未加盟教団への働きかけの強化②差別解消に向けた自己変革、「同宗連」活動の充実③積極的なとりくみ体制の整備、人権確立運動の推進、を重要活動方針とし、各種研修会や機関紙活動、部落解放・人権政策確立要求運動への参画、など具体的にとりくんでいくことを決定した。総会後、交流会をおこなった。
　会場提供教団を代表して土生川正道・高野山真言宗宗務総長があいさつした。