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自宅ポストに刃物
差別投書に同封
四国学院大生への投書事件
直接投函か
「今回は恐怖感じた」と

「解放新聞」(2003.04.21-2116)

 

学内でアピール実施も

 【香川支局】四国学院大生への差別投書事件(2103号既報)で昨年12月15日、被害者のT君の自宅郵便受けに、12回目となる差別投書が投函された。これには、カッターの刃とみられる長さ10センチメートルの刃物が同封されており、悪質なもの。
 T君は、「今回は恐怖を感じた」と話しており、同大学部落問題委員会も、大きな決断も辞さない、としている。
 昨年6月に同大学内でT君が差別体験を講演していらい差別投書はなかった。しかし11月に再び送られてからは、12月1日、今回、2月4日とたてつづけに送られている。
 同大学の部落解放サークル「道芝」では、12月に部員が学内アピールを実施。「学生には大きな効果があったと思うが、依然として差別投書は送られている。究明の手だては思いつかないが、周りの人にこの事件を周知し、仲間を増やした
い」と話している。被害者のT君は今年卒業であり、4月以降の犯人の動向がカギである。
 岡本俊晃・県連書記長は、「犯人特定を含め、大学側のとりくみを要請する。犯人を究明することは困難だが、あきらめずに闘うことが重要」とのべた。


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