もう戦争はいらない
東京で1万8千人がデモ
「解放新聞」(2003.05.05-2118)
「もう戦争はいらない~私たちはイラク戦争に反対します」と4月5日、東京では、代々木公園を中心に平和行動「ワールド・ピース・ナウ4・5」をおこない、激しい風雨のなか、1万8000人が参加。部落解放同盟も関東ブロックを中心に参加した。主催は同実行委。集会後、渋谷駅や原宿駅周辺の繁華街で「L0VE&PEACEパレード」(デモ行進)をおこなった。
集会では、主催者あいさつした内山隆さんが①もう戦争はいらない②イラク攻撃に反対を③日本政府はイラク攻撃を支持するな④非暴力アクションとしておこなう、の行動参加者4つの賛同点を確認。都内の街頭で市民投票にとりくんだボランティアから、イラク攻撃に反対している市民は90%以上、日本政府の戦争支持に反対している市民も9割近くいることが明らかになったと報告があり、さまざまな立場からイラク戦争反対・有事法制反対のアピールがつづいた。
沖縄からも参加
沖縄からは、平和市民連絡会の平良夏芽さんが、4月3日に「ワールドピースナウ沖縄」を立ちあげたことを報告。嘉手納基地の包囲行動をおこなうことなどを紹介した。
ハーグ世界平和会議のコーラ・ワイズ会長は、米国内でも多くの人がイラク戦争に反対し立ちあがっていることを報告。平和教育を徹底する大切さを訴えるとともに、「戦争に真っ向から反対し、国連をもっと支持しよう。市民の声こそが一番だ」とよびかけた。
姜尚中(カン・サンジユン)さんは、「(イラク戦争は)明らかに帝国の戦争。ムバラク大統領がいったとおり100人の、いや、1万人のウサマビンラディンが世界中に誕生し、今後、世界中にテロと、それにたいする殲滅戦争が起きる可能性がある」と指摘。「暴力に支配された世界では、われわれは絶対に変えられない、と意思表示していかねばならない」と訴えた。
「許すな/憲法改悪・市民連絡会」の高田健さんは、イラク戦争の裏で、有事法制を着ちゃくとすすめる小泉内閣の姿勢に怒りを表明し、「有事法制反対の声をイラク攻撃反対の声と結びつけながら、もうこれ以上戦争はいらない。戦争で問題を解決しないという声をあげる必要がある。日本を二度と戦争をしない国にしたい」と訴えた。
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