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闘いの炎受け継ぐ
広島県水80周年で集会

「解放新聞」(2003.09.01-2134)

 

 【広島】広島県水平社創立80周年記念集会が7月30日夕、尾道市しまなみ交流館でひらかれ600人が参加した。集会では、1923年7月に結成された広島県水平社の先達に思いを馳せ、闘いの炎を受け継ぎ、「よき日」へ努力を積み重ねることを誓い合った。集会では、志半ばで死去した38人の物故者の遺族に表彰状と記念品が贈られた。また、新谷のり子さんのコンサートもおこなわれた。
 小森龍邦・県連委員長は、県水結成以来の諸先輩の努力の後を受けて、今日たたかいをすすめている、ますます運動を高めねばならない、全国の仲間と手を取り「よき日」のためにがんばらねばならない、部落解放は国民的利害を背負ってすすめているとの、しっかりした自覚をもって今後の運動に邁進していこう、とよびかけた。
 本部を代表して松岡書記長は、苦しいなかで多くの先人が運動のスタートを切り、今日があることを実感する、21世紀の今日も、厳しい部落差別の現実があることを見るとき、「よき日」を実現しなければならないと訴え、「人権擁護法案」、狭山再審闘争をめぐる現状と課題をのべた。
 物故者遺族を代表し、時本千恵子さんが志半ばで倒れたが、みなさんとともに歩ませてもらった、顕彰は大きな励み、とお礼の言葉をのべた。


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