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思い出を出し合い
今後の運動を展望
大分で第47回全青

「解放新聞」(2003.09.08-2135)

 

 部落解放第47回全国青年集会を大分市内の大分県立総合文化センターを主会場にひらき、27都府県連1000人が結集した。今回の
集会はこれまで積み上げてきた「全青改革」の論議をふまえ、「これからの部落解放運動」「これからの部落解放同盟」「これからの部落出身者の生き方」の三つをテーマに7会場にわかれ、フィールドワークを含めて4分科会での論議となった。また、三日日の全体会では青年シンポジウム「どうする?! これからの部落解放同盟」をひらき、青年の思いを出し、これからの運動の担保にする試みがされた。
 開会行事では組坂委員長が主催者あいさつし、「人類が求めた平和、人権、民主主義、環境をしっかり闘おう」と山積する課題を示し、松本副委員長、松岡書記長の選挙運動を一致団結して闘うことをよびかけた。松岡書記長も壇上に立ち「部落問題は日本社会の課題であり、政治が問われる。日本に求める姿を、部落解放同盟として、政治にたいし意思表示していく。伝統ある解放の議席を奪回したい」と、参議院選挙に向けての決意を語った。
 地元歓迎あいさつを山崎千利・県連委員長がおこない、23年ぶりに全青の開催地となる思いを語り、「青年が次代の解放運動を担っていくという自覚のもと、三日間の実践交流を積み重ねることをお願いする」とよびかけた。この全青をきっかけに、大分県連青年部が結成された。全青に向けた大分の青年のとりくみを語るように、文化祭で大野・北支部、南支部の青年を含む23人が160年前から伝わる伝統舞「大野町南・北区獅子舞」を勇壮に演じ、緻密な頭の動き、足運び、全身をバネにし、獅子を繰り息を切らした。また、京都府連が木琴、鉄琴で、差別裁判うちくだこうなど7曲を演奏、京都全高でがんばった高校生に応えたいと2週間前に企画し、夜中まで練習した成果を披露した。


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