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反戦・反核・反差別を訴え
8・6ヒロシマ 行動する中学生

「解放新聞」(2003.10.06-2139)

 

 【広島支局】「何もしなくては平和を築き守ることはできない! 反戦・反核・反差別」をと、第22回戦争も核も差別もいやだ! 三次~広島平和大行進を、8月4~6日までの3日間、県北の中学生が展開。猛暑のなか8月6日のヒロシマに向けて81キロを歩きぬいた。主催は、同実行委員会。

 出発式では、行進団事務局長の藤井香月さんが「私は今回の平和行進はとりわけ朝鮮民主主義人民共和国をめぐる情勢と、日本の加害責任についてこだわりつづけたい」とあいさつ。行進団を代表して赤丸達也さんが「沿道のみなさんに反戦・反核・反差別を訴えてみんなの力で平和公園をめざそう」と元気にあいさつをおこなった。

何もしなくては平和は守れない

 猛暑のなか、平和公園をめざす中学生たちの熱気は暑さに負けることなく、元気に行進、ボランティアスタッフも緊急対処しながら行進をサポートした。5日、午後8時20分に平和公園に到着。藤岡沙紀さんが「みんなの力で81キロを歩きぬきました。みんな素敵な中学生です」とのべた。
 6日、午前8時15分、原爆ドーム前で、ダイインをした。

歩きぬいた81キロ
平和行進の写真展

 この「三次~ヒロシマ81キロ」を歩きぬいた記録写真展が、「平和行進写真展――ヒロシマの中学生は行動する――」と題して、現在、県北の各市町村を巡回している。県北地区隣保館連絡協議会主催。
 写真展は、記録写真32点で、二度と戦争の惨禍を許さないと、炎天下を歩きぬいた姿や、沿道での声援から中学生たちの「平和」への熱い思いが伝わってくるものばかり。
 同連絡協は「21世紀は人権の世紀といいながら、その最たる人権侵害である戦争が、世界各地であとを絶たない。この写真展は子どもたちがみずからの人権・未来を築こうとしている積極的な姿をとらえている。この子どもたちの笑顔、したたり落ちる汗、ひたむきな姿をみて、平和とは何か、人権とは何かを考えてほしい」と写真展の意義を説明している。


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