狭山を地域から
特別抗告審勝利めざし中央集会
「解放新聞」(2003.10.13-2140)
狭山事件の再審を求め特別抗告審闘争勝利をめざす中央集会―弁護団補充書提出を受けてを、9月30日午後、東京・星陵会館でひらき500人が参加した。同日午後、狭山事件再審弁護団(山上益朗・主任弁護人)は、最高裁に補充書と新証拠、事実取り調べ請求書を提出、永井調査官に面会し、各弁護人が論点を説明した。この集会は、これを受けたもので、いつ最高裁が判断を示してもおかしくない緊迫した状況のなかでひらかれた。
集会では、民主、社民両党代表あいさつ、石川さん夫妻のアピール、講演・松川事件無罪判決40年と諏訪メモ、青森住民の会からのとりくみ報告、高松差別裁判70周年と狭山裁判のアピール、狭山弁護団の報告と多岐にわたるものになった。
基調で松岡書記長は、40年を迎えた節目のたたかいを強力に推しすすめよう、住民の会をさらに広げ、証拠開示ルール化の署名運動、司法改革に大きな声をあげよう、きょうを地域からの狭山闘争の第一歩にしよう、と訴えた。主催者あいさつで岡部謙治・中央共闘副議長は、世論の喚起、司法改革1証拠開示のルール化、政治の力が一体になることが重要、とよびかけた。
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