存続のため物品カンパを
東京・足立区の保育室
「解放新聞」(2003.10.13-2140)
【東京支局】保育室なかまのバザーは、今回で28回目。1974年「安心して子どもを預けられる保育所を」という足立支部の皮革関連の家内労働者からの要求で生まれた。差別に立ち向かえる子どもに育ってほしい、子どもとともに親たちも部落民として尊重しあい、助け合っていこうとの思いから保育室を「なかま」と名付けた。
83年の足立区の同和対策打ち切り後は、一般対策を活用しながら自力自闘のたたかいを継続してきた。バザーは、そうしたなかまの財政を支えるために大きな役割を果たしてきた。今年は、11月2日にこのバザーをおこなう。
保育室なかまは現在、産休あけの赤ちゃんから就学前の子どもたちを受け入れ、大家族のような雰囲気のなかで保育をおこなっている。保育室なかまに、子どもを預けたいという地域のニーズも強く、今年も保育室なかまの存続のため、何としてもバザーを成功させたいと、そのためにも広く物品カンパを募っている。
締め切りは10月19日。大型家具や電気製品を除く、日用雑貨、寝装品など何でも結構。また、衣類は新品かクリーニングしたもの。
物品カンパの送り先
東京都足立区本木2・26・3 保育室なかま(TEL 03・3886・7287)まで。または足立支部(TEL 03・5681・0814)へ。
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