結成５０周年を迎え
全同教が福岡で大会
「解放新聞」(2003.12.15-2149)

　今年で結成50周年になる全国同和教育研究協議会（全同数）は11月28～30日、「差別の現実から深く学び、生活を高め、未来を保障する教育を確立しよう」をテーマに第55回全国人権・同和教育研究大会を福岡県内でひらき、全国から２万人以上が参加。各地から実践をもちよって検証と交流をすすめ、たしかな人権教育としての同和教育の充実・発展をめざした。
　全同数、福岡県教委、同大会福岡県実行委の共催。
　主催者あいさつで、全同数の小西清則・委員長は、中学校区を単位に地域総体でとりくむ教育の創造をはかっている福岡のとりくみなど、全国各地で同和教育の内容や推進体制を充実・確立するとりくみから新たな実践が生まれていることを報告。「同和教育がさらに輝くものとならなければ、日本社会で人権を実現する文化を構築することはかなわない。差別の現実から深く学び、それぞれの地でのとりくみを全国各地・世界各地の人権を実現する営みとつなぎ、豊かな人権文化を育む歩みを着実にすすめよう」と訴えた。