pagetop
   

 

 

「お前、部落じゃん」
授業中に連続して差別発言
長野・東信地方の高校生が
「解放新聞」(2004.04.05-2164)

 

 【長野支局】東信地方の高校の生徒が、授業中に「○○ちゃんは市民、○○ちゃんは農民で、○○は部落だ」などと、何度も差別発言をするという事件が作年11月に起きた。

体育や音楽の授業中に発言

 差別発言は、11月14日、21日、25日のいずれも体育や音楽の授業中。
 14日は、一年生の体育の授業がはじまる前に、A、B、C、D、Eの5人の女子生徒の会話のなかで、BがAに向かってさきの差別発言をするのを部落出身の高校生が聞いた。
 21日は、一年生の体育のバトミントンの授業中に、女子5人(A、C、F、G、部落出身の高校生)のチームのなかで1対1で試合をし、AがCに向かって「C、下手だから、またビリじゃないの。お前、部落じゃん」と発言。
 今度は、Cと部落出身の高校生が試合をし、Cが負けた。するとAがさらにCに向かって「また部落じゃん」と発言。その後、FとGが試合をし、Fが負けたと勘違いし、Aが「F、部落じゃん」と発言した。しかし、本当は、Fが勝っており、CがFに向かって「部落に間違われてかわいそう」と発言。その時、みんな笑っていた。
 22日に、部落出身の高校生が、学校でおきた差別発言について、同じ高校生の仲間や青年部員らに電話で訴え、翌23日に緊急に集まった「高校生の会」や青年部員らに詳しく話し、24日に保護者とともに校長に話し、発覚した。
 しかし、25日にも、音楽の授業がはじまる前、Aが座るイスがなかったので、Aは「(Aの)イスないじゃん。いじめじゃん。A、部落じゃん」と笑っていった。近くにいたCも「部落じゃん」と発言した。
 現在、県連は糾弾闘争本部でとりくみをすすめている。


「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)