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死刑判決40年を糾弾
狭山再審闘争の勝利へ
「解放新聞」(2004.04.19-2166)

 

 【埼玉支局】県連は、部落解放埼玉共闘会議、石川一雄さんを支援する会埼玉連絡会議と共催して「3・11浦和地裁死刑判決40か年糾弾! 狭山再審闘争勝利! 埼玉集会」を3月11日、さいたま市ときわ会館でひらき、432人が参加した。
 集会は、3部構成でもち、第1部は「狭山事件特集・映画上映会」をひらき、「狭山の黒い雨」「造花の判決」「無実の叫び」「たらちね」の4本を上映した。
 第2部はミニコンサートで、フォークデュオ・ジャスティスが石川さんと出会って作った歌「あなたへ」など4曲を披露。狭山事件のオリジナルソングを作って演奏活動をつづける「うっちゃんバンド」が「真実はこの手に」など4曲をギターとドラムで披露した。
 第3部は集会。主催者を代表して県連の片岡明幸・委員長が「狭山の闘いは40年目を迎えた。いつまでやっているのだとか、まだやっているのか、などの批判的な声を聞くこともあるが、40年間全力で闘ってきたこの闘いに誇りをもとう」と訴えた。

苦しいといえない
石川さん決意示す

 弁護団の中山武敏・主任弁護人は「5月25日に向けて狭山の闘いを盛りあげてほしい」と、同じ弁護団の一人である社民党の福島瑞穂・党首が「証拠開示をルール化することなしに差別や偏見にもとづいたえん罪事件はなくせない。平和と平等のためにがんばろう」と、それぞれ訴えた。
 石川一雄さんは「自分のえん罪を晴らすために大勢の人が集まってくれている。自分は苦しいなんていえない」とあいさつ。早智子さんも「狭山を後押しする大きな風を巻き起こしていきたい」と語った。


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