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「人権立国」めざし松岡
とおる参院選に勝利を
「解放新聞」(2004.06.07-2172)

 

 全国参議院選挙闘争本部長会議を5月25日午前、東京・中央本部でひらいた。会議の冒頭、組坂委員長は松岡とおる参議院選挙闘争の現状について、当落線上、ややもするとあやうい所、危機的状況にある、まだまだ楽観は許されない、ときわめて厳しい状況下にあることを強調した。
 全同盟員が、一人ひとりが松岡とおるとなって、燃えて、燃えて、燃える選挙闘争が求められている。
 提案のなかで、谷元中央選挙闘争本部事務局長は、目標を大きく下回っている現状を報告した。しかし、5月からはエンジンがかかってきている状況を示しながら、この47日間の死力をつくした闘いを求めた。部落解放同盟の底力を信じている、この状況のなかから、確実に押し上げていく力があると信じている、と語った。
 この言葉に応えるためにも、まさに一人ひとりの同盟員の奮闘が、いま、決定的に求められているのである。

 一人ひとりの同盟員が、いま、何をすべきか。
 松岡とおるが示す人権政策を自分のものとし、支持を訴え、後援会「虹の連合」への入会を、多くの人びとにすすめることである。そして、ともに部落解放・人権確立へ歩むことを誓い合うことである。
 具体的には、知人にあったら入会をお願いをする、電話で支持・入会をお願いする、友人・知人を誘って後援会が主催する集会・会合などに参加する、手書きの親書で支援拡大をお願いするなどだ。
 さらに、一人が5人以上の知人・友人の輪を広げ、「虹の連合」に入会してもらうことだ。
 私たちの悲願である、部落解放・差別撤廃、人権確立へともに闘う人びとを、この松岡とおる参議院選挙闘争を通じて、着実に拡大していこう。そのことが、「人権立国ニッポン。」を作りあげていく道である。

 松岡とおる書記長は、部落解放・人権確立をめざし、立ち上がった。
 いまの時代状況は、戦前を彷彿とさせる。そのなかで人権確立を訴えることは、勇気のいることだ。人権こそ平和の礎であり、戦争こそ最大の人権侵害であることを訴えぬく、ということだからだ。
 そのことは、他人の不幸が自分の喜びでなく、自分の喜びが他人の喜びと通じ合う社会をつくることと、当然にもつながってくる。
 選挙闘争のなかでも、部落解放の輪を大きく広げることができる。人と人とが水平につながる、大きな運動をおこそう。
 WTOに反対する国際的な大きな運動、世界社会フォーラムに代表される世界の人びとが水平につながることをめざす運動は、1995年、フランスの国鉄労働者が移民労働者の基本的人権を守ることを訴えるストライキ闘争から始まった。
 反グローバリズムの運動の開始がこれだった。日本からも、松岡とおる参議院選挙闘争―「人権立国をめざす人と人の連合」を大きな国際的な運動につなげていこう。


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