「がんばりや」と笑顔で
「よみかき・こうりゆうかい」ひらく
識字・日本語連絡会

「解放新聞」(2004.08.02-2180)

　【大阪支局】識字・日本語連絡会主催の「だい15かいよみかきこうりゅうかい」が、７月４日、大阪市立浪速人権文化センターを主会場にひらかれ、府内各地の識字学級や日本語教室、夜間中学校などで「よみ・かき・ことば」を学んでいる人たちと支援者、韓国の文解（ムネ）・成人基礎教育協議会のみなさんなど780人が参加し、交流を深めた。

韓国からも参加
780人が交流

　午前中におこなった全体会では、同連絡会の上杉孝寛・代表幹事が「日ごろの識字・日本語のとりくみを交流することで、また識字・日本語の輪が広がっていく。活発に交流してほしい」とあいさつ。その後、参加した73の学級・教室の紹介があり、岸和田市立岸城中学校夜間学級の生徒たちのおどりと、韓国から参加した識字学級生の作文が発表された。
　午後は、「ともだちいっぱいのひろば」「おしゃべりのひろば」「うたとおどりのひろば」など17の会場に分かれて分散会がひらかれ、作文をはじめ言葉や歌、おどり、絵、俳句、インターネットなど、さまざまな方法でよみ・かき・ことばの仲間と時間いっぱい交流を深め、共感しあった。
　参加者は、「自分と同じようにがんばってる人がこんなにたくさんいることがわかってうれしかった」と語り、「また来年会いましょう」「がんばりや」と笑頗で再会を約束しあって散会した。