|
明日へふみ出す第一歩、徳
1 「つかもう私たちが輝ける未来/闘う私たちに未来がある/明日へふみ出す第一歩」―を集会スローガンにした部落解放第48回全国青年集会を9月4日から3日間、徳島市の徳島県教育会館を主会場にひらく。全国の青年は各地で準備をすすめ、徳島全青の成功をかちとろう。 2 青年の「運動離れ」が指摘されて久しい。しかし、昨年の全青参加者のアンケートをみる限り、青年の運動への参加意志はけっして小さくはない。昨年の調査をみると、結婚や恋愛・友人関係など、なんらかの形で「差別された経験がある」と回答したものが37.1%もいた。差別の認識についても「(差別は)たくさんある」と回答したものが77.3%もいる。差別は「なくなってきている」(21.9%)と感じている青年よりも、「増えてきている」(23.0%)と感じている青年のほうが多い。個人として解放運動を「続けたい」と思う青年(73.1%)が「続けたくない」(21.1%)を大きく上回っている。「部落を隠したい」と思っている青年より、「隠したくない」「どちらかといえば隠したくない」のほうが圧倒的に多い(82.5%)。部落を「誇りには思えない」というよりは、「誇りに思う」青年のほうがやはりずっと多い(75.0%)。 3 「特別措置法」のない時代をむかえて、行政だけでなく部落解放運動自身が新しい運動へと脱皮を迫られているが、部落の青年を運動にどうとりこむのか、青年の要求や感性をどう運動に反映させていくのかは、解放同盟にとって重要な課題だ。なぜなら、青年の現状認識や被差別体験がある意味では1番現実に近いといえるからだ。 「解放新聞」購読の申し込み先 |
---|