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反戦平和を誓う
決意新たに各地で

「解放新聞」(2004.08.30-2183)

 

反差別人権確立の闘いの歴史が私たちに問われる

 8月15日、59回目の敗戦の日、東京、大阪をはじめ全国各地で反戦・平和へのとりくみがおこなわれた。現在、イラクへの自衛隊派兵や有事関連法の制定、教育現場への「日の丸・君が代」の強制や「愛国心」の強要など、憲法無視と平和勢力への思想弾圧が露骨に強行されている。部落解放運動が築いてきた反差別人権確立の闘いの歴史への真価が問われている。
 正午から東京・千鳥が淵の国立戦没者墓苑では、フォーラム平和・人権・環境や民主党、社民党などによる「戦争犠牲者追悼、平和を誓う8.15集会」が200人の参加でおこなわれた。アジア各地での戦争被害者への哀悼の意を表明し、憲法の改悪を許さず、戦争によってふたたび人を殺すことのない世界を実現するため、いっそう努力する決意がされた。
 また、午前には、東京・一ツ橋の日本教育会館で平和遺族会全国連合会主催の「非戦の憲法を活かす道を」集会が開催された。講演を元レバノン特命全権大使の天木直人さんがおこなった。集会後は戦没者遺族を先頭に靖国神社周辺を非戦と平和を訴えて行進した。
 同じく午前に、「中国帰還者問題の全面解決をかちとろう」と日中友好雄鷹会が初めて8.15「反戦・平和・民主・人権 中国帰国者全国集会」をひらき、午後はデモ行進。
 大阪では第18回アジア・太平洋地域の犠牲者に思いを馳せ、心に刻む集会がひらかれ、イラクでの犠牲者を追悼する集会がひらかれた。


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