米ヘリ墜落に抗議
小泉政権に怒りの声
「解放新聞」(2004.09.06-2184)
「米軍へりの沖縄国際大学構内への墜落事故に抗議する緊急国会集会」が8月26日午後、東京・衆議院第2議員会館第1会議室でひらかれ、部屋の収容人数をはるかにこえる400人が参加。大学への米軍へり墜落、米軍へりの飛行再開に厳しく抗議するとともに、沖縄県民の生命と安全を軽視する小泉自公政権への怒りの声を結集し、日米両政
府への要求を盛り込んだ集会アピールを満場の拍手で採択した。
衆・参両院からは、集会のよびかけ人となった沖縄県選出の野党の国会議員をはじめ議員27人、秘書13人が参加。松岡とおる書記長(参院議員)もかけつけた。
集会では、沖縄県選出の7人の野党議員や宜野湾市の大城紀夫・市職労委員長、フォーラム平和・人権・環境の福山眞劫・事務局長らから、米軍最優先政策下に置かれつづけてきた沖縄県民の恐怖や怒り、願い、闘いの報告や決意表明があいつぎ、県民の生命・財産を守らず県民を死の恐怖に陥れている日米安保体制・日米地位協定の現実を全員で確認。普天間基地の名護市辺野古への「移設・新設」阻止の座り込みや金武町伊芸地区への都市型訓練施設建設反対のとりくみも含め、県民とともに団結して闘い抜こうと誓い合った。
再三の中止要請にもかかわらず住宅地上空での飛行訓練をつづけて大惨事をおこし、事故後も市民・県民の願いを踏みにじって飛行を再開させた米軍や日米両政府への「腹の底から」の怒りを表明した宜野湾市の伊波洋一・市長や沖縄国際大学の渡久地朝明・学長のメッセージ紹介、墜落直後に撮影されたビデオ映像の上映もおこなわれた。
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