地域、職場、学園で真相広めよう
勝利まで闘いぬこう
再審へ集会、署名も提出

「解放新聞」(2004.11.08-2193)

　寺尾差別判決30か年糾弾、狭山再審要求、特別抗告審闘争勝利をめざす中央総決起集会を10月29日午後、東京・日比谷野外音楽堂でひらき、全国から4000人が結集、石川無実の世論を盛りあげ、さらに署名活動を展開し、再審開始―勝利まで闘い抜くことを誓い合った。
　集会基調で松岡書記長は、勝利まで闘う決意をもった集会だ、特別抗告審は三度にわたる弁護団の新証拠・補充書の提出で緊迫した状況を迎えている、無実をしっかりと学び、地域、職場、学園で真相を広めていこう、その思いを署名に託そう、と訴えた。
　石川一雄さんは、今度こそとの思いがある、えん罪を晴らしてほしいとよびかけ、「希望の光が微かに見える」状況からしっかりと見える状況にしてもらいたい、と支援を訴えた。早智子さんは、あふれる思いで闘う、と決意を示した。
　集会の冒頭には、最高裁と最高検に要請団を送り出した。最高裁では鎌田慧さんなどとともに43万283人分の署名を提出した。
　集会では、この日午前に新証拠、補充書を提出した弁護団も決意を語った。