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崖崩れ、浸水、各支部で大きな被害 「解放新聞」(2004.12.27-2200)
【徳島支局】台風23号は、徳島県内の被差別部落でも甚大な被害をもたらした。山に近い支部では崖崩れがおこり、徳島市内と県西部では浸水による被害にみまわれた。県西部の支部では支部全体が浸水し孤立、避難場所に指定された公共施設も143センチの高さまで床上浸水した。農作物にも大きな被害がみられる。酪農農家からは、牛が腹まで水につかったり、畜舎の基礎が崩壊したり、屋根に大木が倒れ損傷したなどの報告があった。徳島市内の解放住宅では床下浸水が24軒確認された。また、他支部でも浸水により、家に帰れない、家から出られない状況であったことが多数報告された。徳島県内では数年前にも保育所が台風による浸水で天井付近の高さまで浸水したことがある。法切れにともない、ハード面は解決できたという行政の姿もあるが、避難場所である公共施設や公営住宅の老朽化など課題は多い。生命や財産を守る人権のまちづくりを各支部ですすめていく。 「解放新聞」購読の申し込み先 |
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