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部落問題資料室
NEWS & 主張
全女の総括を主軸に
つぎの1歩踏みだす
「解放新聞」(2005.6.13-2222)
 第62期第1回全国女性対策部長・女性部長会議を5月18日、大阪人権センターでひらき22府県38人が参加した。
 開会あいさつを岸田章子女性対策部長がおこない「国会常駐行動に出かけたとき、『真の人権擁護を考える懇談会』が人権擁護法案に反対して大きく集会をしていた。若手議員が多かった。戟争への危機、怒りがない。そんなことは許せない。見抜き、闘っていこう」と訴えた。
 会議の主要議案として、第50回全国女性集会について参加府県連の総括が報告された。
 全女でとりくまれたアンケートについては、時間が長すぎてだれた、会場に集中がなかったなどの意見とともに、「自分たちの力ではできなかった、中央がとりくんだから実現した」「結果を楽しみにしたい」などの意見があった。当初からでていた「全女に参加できた女性のみを対象としたアンケートでは、部落女性の真の実態はわからないのでは」という懸念にたいして、つづく運動として、県独自の実態調査にとりくもうとしている愛知県連のとりくみが紹介された。
 鳥取県連が全女50周年を記念してひらいた国際フォーラム「響け! マイノリティ女性の声」については、このフォーラムは当初予定していたテーマを大幅に変えスマトラ沖大地震・津波に焦点をあてた。ニマルカ・フェルナンドさんの生の声を聞き、想像もしていなかっ.たつらい状況・闘う姿に出会ったと、感想を寄せ合った。
 男性の参加についてもそれぞれ意見をだしあった。男女平等社会は男性の課題でもある。男性の参加はみんなで論議をつづけよう。女性の参加を圧迫するようなものであれば考えていかなければならないなどの、意見がでた。
 次回、第51回全国女性集会は2006年3月18、19日に大阪で開催する。
 大阪から全体の進行案と地域の特色を生かしたフィールドワークなどの提案があった。形式と内容を吟味し、参加して熱くなる集会をめざしたいと、決意をのべた。
 第52回からの全女のもち方について、各都府県連で十分に論議し、9月の女性対策部長・女性部長会議にもちよることを決めた。

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