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部落問題資料室
NEWS & 主張
感謝祭と特展ひらく
水平社博物館7周年に
「解放新聞」(2005.7.4-2225)
 【奈良支局】「水平社博物館開館7周年・人権とムラづくり柏原北方感謝祭」(主催は同実行委員会)を、5月1日、御所市柏原の西光寺前・人権のふるさと公園でひらき、北方区住民をはじめ周辺地域から500人が参加した。この感謝祭は、同博物館の開館記念日にあわせて毎年ひらいているもので、今年で3回目。
 開会行事では、同博物館開館7周年記念式典と第8回特別展「戦争の中の水平社運動」の開幕式をおこない、主催者を代表して巽数俊・同実行委員長(柏原北方区長)が「これからも博物館をムラの誇りにしていきたい」とあいさつした。同博物館の川口正志・理事長(県連執行委員長)は、「人が集まってこそ運動であり出発点となる。今回の特別展は、戦争という最大の人権犯罪の中で部落解放運動の歴史をたどるもの。日本がふたたび戦争をしないよう断固として憲法改悪に反対していかなければならない。このことを特別展をとおして訴えていく」と提起した。
 この後、部落解放連動やムラづくりに尽力された人びとを偲ぶとともに、今年はアジア・太平洋戟争終結60周年、阪神淡路大震災から10周年にあたることから、すべての戦争・災害犠牲者を追悼する法要を西光寺で営んだ。第2部では、模擬店やビンゴゲームなどがあり、地域の大人から子どもまで多くの人で賑わった。
 なお、水平社博物館の第8回特別展「戦争の中の水平社連動」は、8月31日までで、戦時下での水平社運動のようすを当時の機関誌紙や写真などで紹介している。問い合わせは同博物館 (℡ 0745・62・5588)まで。

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