「狭山再審闘争勝利にむけた徹底討論会 第3次再審にむけて―いま何が問われているか」を10月29日午後、埼玉・狭山市市民会館でおこない、全国から同盟員や市民、住民の会、共闘団体などから430人が参加した。
集会のまとめで松岡書記長は「われわれは狭山を通じて部落差別と闘っている。部落問題の解決は国民の課題でもある。だからこそ市民とつながっていく集会にしていきたい。こういう闘いに前進するのは必然だ。えん罪事件をはじめいろいろなところとつながっていきたい。闘う主体を再構築し、裾野を広げていこう」と訴えた。
討論会では、中山武敏・主任弁護人の報告を受け、松岡書記長、庭山英雄・弁護士(市民の会代表)、ルポライターの鎌田慧(市民の会事務局長)さんが問題提起したあと、再審勝利に向けたとりくみについて討論した。主催は、部落解放同盟と狭山事件の再審を求める市民の会。
松岡書記長は、「司法は部落差別を容認し、差別をつづけている張本人。メディアへの働きかけなど世論に訴えよう。証拠開示の闘いを積み上げ、弁護団を支えよう」と語った。
鎌田さんは「運動に広がりがなかったから負けてきている。地元に帰って自発的な活動を広げていってほしい。みずからすすんで他の集会に参加して狭山を訴えよう。魂にふれる運動を」と訴えた。
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