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部落問題資料室
NEWS & 主張
平和と人権の確かなあゆみ
日常のとりくみをとおして
「解放新聞」(2005.12.19-2249)

 【兵庫支局】「人権社会の創造をめざして―戦後60年、今こそ平和と人権への確かなあゆみを」をテーマに、部落解放研究第26回兵庫県集会を、11月12、13日、尼崎市総合文化センター/アルカイックホール・オクトを主会場にひらき、500人が参加。部落解放・人権確立実現へ向け、日常のとりくみをとおした活発な意見交換をおこなった。
 主催者を代表して杉田哲・実行委員長が、「今年は敗戦60年、大震災から10年を刻む年。しかし今、9条の改悪、戟争への道が露骨になり、差別事件もあらわになっている。一刻も早く「人権侵害救済法」を制定しなければならない」とあいさつ。つづいて地元実行委員会を代表して野村恭三・尼崎市同協会長が歓迎のあいさつ、井戸敏三・兵庫県知事(代読)ら来賓あいさつがおこなわれた。
 集会は、杉垣環・県連副委員長が「行政書士と興信所の結託による差別身元調査事件」を報告。石川一雄・早智子さんから「狭山第3次再審闘争について」の説明と決意がのべられた。
 午後からは、①差別事件と人権救済の法整備②えん罪事件と司法の民主化③平和・人権・憲法④福祉のまちづくりと共生社会の実現⑤新たな人権教育の創造、の5分科会に分かれて議論を深めた。
 2日目は、鼓情炎による和太鼓演奏、流鼓会によるエイサーが披露されたあと、ジャーナリストの大谷明宏さんが「憲法と人権――開け心が窓ならば」と題した記念講演をおこなった。


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