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部落問題資料室
NEWS & 主張
5.23日比谷野音に結集を
狭山弁護団 第3次再蕃請求にあわせ
「解放新聞」(2006.05.01-2267)
 石川一雄さんが逮捕されてから丸43年を迎える5月23日、狭山弁護団は東京高裁に第3次再審請求申し立て書を提出する。
 この第3次再審請求にあわせ、5月23日午後、東京・日比谷野外音楽堂で「狭山事件の再審を求める市民集会」を実行委員会主催でひらき、弁護団を送りだすとともに、公正裁判――事実調べを求める新100万人署名運動など、あらたな闘いへの意志統一をおこなう。
 再審を開始させるには、事実調べをおこなわせ、裁判所に白鳥・財田川決定の立場にたたせ、証拠開示をかちとらなければならない。そのためには、昨年3月の最高裁による特別抗告棄却決定のデタラメさを徹底的に明らかにし、石川さんの無実を証明する弁護団の鑑定書の内容を広く訴えることが重要。あらゆる機会をとらえて、狭山の真相を訴え、市民集会や学習会、パネル展示やビデオ上映、ビラ配布、街頭宣伝活動をやり抜き、新100万人署名運動にとりくもう。
 狭山差別裁判の不当性を明らかにしながら、証拠開示をはじめ裁判制度の問題点を訴え、狭山の闘いが市民一人ひとりの課題であることを共有化しよう。
 狭山再審リボンバッジやイラストシンボルマークなどを活用し、大きな世論を地域からまきおこし、5月23日、東京・日比谷野外音楽堂でおこなう、狭山事件の再審を求める市民集会に結集し、創意工夫をこらしたデモで市民にアピールしよう。

狭山弁護団が会議で確認

 狭山事件再審弁護団は、4月15日午後、東京・松本記念会館で会議をおこない、5月23日提出の第3次再審申立書の構成をあらためて確認するとともに、それぞれの論点、まとめなどの中身を担当弁護人のレジメをもとに論議した。また、新証拠の準備状況も報告された。
 会議には組坂委員長も出席し、活動を激励し、当日は市民集会をもち、弁護団の第3次再審請求申立書提出の送り出しをおこなうことも示した。石川さん夫妻も参加した。
 会議には中山・主任弁護人、中北・事務局長をはじめ、横田、松本、青木、西川、北潟谷、大熊、河村、小島、野口、遠藤、川端、竹下の各弁護人が出席した。

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