不当逮捕から43年、昨年３月の最高裁による突然の棄却決定から１年、ついに石川一雄さんと狭山事件再審弁護団が第３次再審請求を東京高裁に申し立てた。この新たな闘いへの決意を胸に５月23日、日比谷野外音楽堂で狭山事件の再審を求める市民集会「第３次再審請求へ～43年目の決意」をひらき、全国各地から市民ら4000人が参加。第３次再審闘争勝利へ市民の力を結集し、断固として闘いぬくことを誓いあい、集会後デモをおこなった。
　石川さんの決意表明と弁護団報告を受けたあと、再審申し立てに向かう石川さんと弁護団を、激励の大きな拍手で送り出した。
　基調で西島書記次長は、「第３次の闘いに向けて弁護団を支援しながら、１日も早い再審実現へさらに闘いを。公正な裁判を求める国内外の人びとと連帯し、新100万人署名活動や高裁・高検への要請ハガキ、手紙の送付にとりくもう。43年目の決意をこめ、市民の力で再審を」と訴えた。
　集会では、無罪をかちとったえん罪被害者の免田栄さん、山田悦子さんも連帯アピールをした。