曹洞宗被差別戒名物故者諸霊前追善法要が7月7日、大本山総持寺でいとなまれ、部落解放同盟からは組坂委員長はじめ府県連の代表が参列、焼香した。
法要は、大道晃仙・曹洞宗管長を大導師におこなわれ、法要後は組坂委員長が講演した。
組坂委員長は、教科書無償化や統一応募用紙など、部落差別撤廃に向けた闘いがほかの差別をなくす闘いにつながっていった成果にこそ部落解放同盟の神髄がある。「水平社宣言」の精神に立ち戻って、部落解放・人権政策確立の運動をすすめ、「人権侵害救済法」や狭山にとりくんでいく。今後も協力をお願いしたい、と訴えた。
講演に先立って、有田恵宗・宗務総長が、差別戒名改正の実施状況などを報告。現在、差別戒名の改正は対象寺院145か寺のうち126か寺、過去帳の改正は218か寺のうち210か寺であり、残りの寺院もとりくみをつづけているとのべ、K元住職差別講演事件についても7月20日に第3回糾弾会を予定しており、本人、宗門ともに指摘を受けていきたいとのべた。
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