【香川支局】「死ね　同和対称人物〇〇〇」「エッタの元祖〇〇〇」と、香川県で６月上旬、あいついで差別落書事件が発生した。２、３日に丸亀市内、７日に琴平町内で、個人名を記した悪質な差別落書がつづき、県連は各自治体にたいして早急な対応を求めた。

丸亀市内で２日連続
　６月２日、丸亀競艇場第一投票所西側のマックカード記載カウンター上で、「本当に死ね　同和対称人物〇〇〇　④よっつ④④」と書かれたマックカードをレース観客者が発見した。競艇事業部事業課警備サービス担当が報告を受けて現場確認をおこない、丸亀市協、市人権課、競艇事業部事業課の立ち会いのもと、事実確認をし、現物を回収した。
　翌日の３日にも、同じく競艇場第六投票所の椅子の上に、同様の差別落書をしたマックカードが発見され
た。
　競艇事業部は、今回の差別落書事件にたいして、レース開催時に見回りと施設点検の強化を図っている。

高校の正門の前で
　６月７日、琴平高校正門前北側の水路に、「エッタの元祖　〇〇〇」と差別落書をした「かまぼこ板」が投棄されているのを、同高校職員が発見した。
　高校からの報告を受けた琴平町は、町内学校関係の周辺と公共施設の点検を実施した。今後とも継続した差別事象を防止する啓発活動の強化をつづける。