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部落問題資料室
NEWS & 主張
友情・連帯・地元で活かし
活動報告もとに論議・交流
第38回全国高校生集会で
「解放新聞」(2006.08.14-2281)
 部落解放第38回全国高校生集会を7月28~30日、佐賀県・唐津市民会館を主会場にひらいた。「Stand up!! 自分たちの手で~差別のない平等の大空へ、この絆と想いをのせて~」のスローガンのもと、23都府県から参加した高校生ら620人が活発に論議、交流した。
 主催者あいさつで、組坂委員長は、人権、平和、民主主義が危うい情勢のもと、部落解放連動の意義を語り、「人権侵害救済法」、狭山の闘いを訴えるとともに、高校奨学金の成績条項などを撤廃した高校生の闘いをふりかえり、「友情、連帯をしっかり深め、得たものを地元でしっかり活かしていただきたい」と訴えた。
 記念講演は、NPO法人・宇宙船地球号の山本敏晴・事務局長がおこない、世界に目を向け、みずからの立場を自覚する大切さを訴え、「みなさんの力を1割でも3割でも世界のために使ってください」とよびかけた。シエラレオネ共和国などで医者として働くなかで出会った戦争、民族紛争、人権侵害などの現実と背景をスクリーンに映して説明し、爆発的な人口増加やエネルギー枯渇で高校生も世界の現実に目を背けられない立場にあることを、「無関心という心のなかの悪魔をやっつけてもらいたい」と指摘した。
 地元の佐賀からは、若葉和太鼓「鼓道」と、和太鼓「竜道」とが、それぞれ見事な太鼓演奏を披露した。
 分科会は、4テーマ。司会、報告など高校生自身が主体的に運営し、差別撤廃・人権社会の実現に向けて論議・意見交流を深めた。

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