富山県、富山市、金沢市、石川県教育委員会との交渉を７月24、25日におこない、行政書士などによる戸籍謄本などの不正取得問題への対応や公正採用選考をめざすとりくみ、成績条項撤廃など奨学金制度の改善・充実、来年の石川県での全同教大会への積極的参加と協力、部落差別撤廃をめざす「まちづくり」などで意見交換をおこなった。
　行動したのは、西島書記次長、池田清郎・中央オルグ、関原国光・富山県連書記長、北陸事務所、石川県同教など。
　富山県は、高校奨学金の予約採用についての中学３年生用のリーフレット３万枚を夏休み早そうに配布し２次募集もするなどの改善点を報告。成績条項については他県の状況を集めており検討していきたいと回答した。
　富山市では、今年２月の前回交渉いらい「まちづくり」で積極的な働きかけをしていなかったことが判明、反省し働きかけをしたいと回答。不正取得問題については被害者への通知をするよう求めたが即答を避けた。
　金沢市では、不正取得問題で各市の動向を研究し対処したいと回答。全同教大会については、全市あげて成功させたいとの姿勢を示した。
　石川県教委は、奨学金について、成績条項を撤廃した枠を確保するなどの見直しをしたことを報告。全同教大会については、私どもの仕事として、ともに「みこし」をかついでいきたいと、積極的な回答をおこなった。