綾部市長が出席
糾弾会には、野口峯吉・府連副委員長をはじめ綾部、福知山地協などから同盟員40人が参加。元総務部長のほか、綾部市から四方八洲男・市長ら、福知山市から人権推進室長らが出席した。
糾弾会では、野口副委員長が、「告発者はたいへんな思いで告発した」とのべ、四方市長は、「議論し人権確立のために腹に収まる会になるようにしたい」とのべた。
差別発言をした元部長は、これまで部落民という言葉を差別用語だとし、その言葉をつかったから差別発言だとのべていた。そのことにたいして、なぜ部落民という言葉が差別用語なのか、差別用語だと思っていた言葉をなぜつかえたのかと糾されて「「部落民」は蔑称であり、見くだす、見おろすという意思があったので差別用語だと思っている。しかし、なぜつかったのかはわからない」とのべ、さらに糾されると「行政のなかで経験してきた偏見が酒を飲んで出た」とのべ、いくら酒の力を借りて発言したこととはいえ、普段からもっている差別意識のあらわれであることを認めた。
また、綾部市職員として38年間で何を学んだのかとの問いにたいしては、「研修では、差別の事例も聞いたが、感情移入できるほど身近には聞いてない」と答え、福知山市職員2人からの告発については「差別意識を気づかせてくれなかったら一生、差別者になっていた、感謝している」とのべた。
最後に、野口副委員長が、「部落民の1人ひとりの思いをぶつけ、川の水をザルですくうような気持ちで糾弾をしている」と訴えた。そして、元部長は、「今後も勉強したことを生かし、努力していきたい」とのべ、四方市長は、「元部長が材料を提供してくれた。彼を隊列に組み込み、やっていきたい」と決意をのべた。
「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)