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部落問題資料室
NEWS & 主張
差別のない社会めざし
浄土宗が差別戒名物故者追善法要
「解放新聞」(2006.11.27-2296)
 浄土宗が「差別戒名物故者追善法要」を11月16日午後、名古屋市内の建中寺で営み、宗門として過去に差別に加担したことを正しく認め、反省・俄悔し、宗祖法然上人の教え「愚者の自覚」「共生の心」を再確認し、差別のない社会へのとりくみをすすめることを誓いあった。
 法要は水谷幸正・宗務総長が導師をつとめ、230人の読経のなか焼香をおこなった。
 法要は96年に総本山知恩院でおこない、いらい毎年大本山でおこない一巡、現在は総・大本山のない地方教化センターでおこなわれているもの。
 主催者あいさつで水谷宗務総長は厳修できたことに感動しております。法然上人の万人救済・万人平等の教えのもと、「愚者の自覚を」「世界に共生を」の浄土宗21世紀劈頭宣言の実現へ、宗門あげ努力することをお誓いする、とあらためて表明し、今年度から中村康隆・浄土門主が、部落解放・人権政策確立要求中央実行委員会の会長に就任したことを報告した。
 法要に先立ち、組坂委員長が「部落解放運動の課題と展望 私の生き方から」を講演。中央本部からは吉田財務委員長、西島書記次長らが参列した。

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