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部落問題資料室
NEWS & 主張
石川さんに多田人権賞
43年間の闘いに敬意と
「解放新聞」(2007.01.15-2302)
 石川一雄さんが第18回多田謡子反権力人権賞を受賞した。この賞は、人権擁護や平和連動などで闘い続ける個人や団体を表彰するもの。「43年間の闘いに心から敬意を表し、第3次再審において、1日も早く無実無罪を勝ち取る闘いに連帯の意を込めて」石川さんが選ばれた。「日の丸・君が代」強制に反対し続けている東京の中学教員の根津公子さん、公安事件や一般刑事事件で被弾庄者や被告を救援する、救援連絡センターも今回受賞した。
 東京・総評会館で、12月16日午後からひらかれた受賞式には100人が参加。石川さんは、弁護団、支援者の皆さんの努力が私を奮い立たせた、そのことにたいする賞だ、受賞に恥じない運動をしていく、忍耐と努力で第3次再審闘争にのぞむ、と決意を語った。連れ合いの早智子さんは、無実の証としての受賞だ、励みになり、元気になる賞をもらってうれしい、と感想をのべた。
 また、再審弁護団の主任弁護人を務める中山武敏さんは、この受賞はうれしく、励みになる、とのべながら、狭山の闘いのなかで自分自身が励まされ、自己変革を迫られた、という雑誌『アエラ』のなかの西岡智さん(元狭山闘争本部事務局長)の言葉を引用し、この第3次再審で何としても事実調べをかちとる、と決意をあらわした。
 同賞は、病気のため早世した多田謡子・弁護士の遺産と寄付を基金にしてこれまで51団体・個人を表彰してきた。しかし、財政難のため今年が最後の授賞式となった。

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